something beautiful...

心に美しくふれるものを求めて... something that touches your heart in a beautiful way...

小説を書くことと翻訳することの共通点

 

こんにちは、kanataです。

 

小説を書いてみて

「なんだか翻訳の作業に似てるな」

と思うことがあったので、

それについて書いてみようと思います。

 

 

私には、小説を書き終えることができない時期がありました。

アイディアが浮かんで書き始めるけど、途中で挫折してしまう。

これの繰り返しでした。

 

それでも、何かを書きたい

という気持ちはずっと残っていて、

物語の書き方に関する本を読んだり、

作家のインタビューを聞いたり、

小説を読んだりしていました。

 

「小説家を見つけたら」という映画で

「第一稿は心で書く。

第二稿は頭で書く(編集する)」

というようなセリフがあります。

 

素敵な言葉だな〜と思いながらも、

その時は、その意味をよく理解できてなかった。

 

色んな作家のインタビューを聞いたり、

物語の作り方について学んでいく中で、

何かを書く人の作業の共通点に気がつきました。

 

それは、最初は頭で考えず、

心の中にあるものを、すべて書き出すこと。

 

書いている途中で文法を気にしたり、

頭で色んなことを考えずに、とにかく書く。

変な文章でも、なんでも、心の中で見える場所や人、

感じることを、頭のフィルターを通さずに書いていく。

 

あとで読み直したら、

おかしいところが出てくるけど、

それでいい。

原稿を少しねかせて推敲すればいい。

 

この作業は、(自分の)翻訳の作業に

少し似てるなと、ふと思いました。

 

翻訳する文章を目の前にしたとき、

最初から最後まで、ざっと翻訳します。

一度読んだだけでは分からない

単語や文章はどんどん飛ばしていく。

 

(テストで、分かる問題から解いていく

という感覚と似ているかもしれません)

 

最後の文章までたどり着いたときに、

初めの方で分からなかった文章の

文脈が理解できたりするもです。

2回目以降は、単語や専門用語を

調べたりしながら、穴を少しずつ埋めていきます。

 

書き終えてこそ

見えてくるものや

分かることがある。

 

 

翻訳は、すでにそこにある言葉を

別の言語に書き換える作業だけど、

物語を書くことは、

そこになかったものを生み出す作業。

 

でも、もしかしたら

そうじゃないのかもしれない。

 

漫画家の浦沢直樹さんは

「これしか考えられないという

一本の線を探しながら描いている」

というようなことを言っていました。

 

その一本の線はすでに存在していて、

それを探し当てる、みたいなニュアンスで

言っていたように記憶しています。

 

もしかしたら物語はすでに

私たちの心の中にあるのかも。

 

私たちが、それを、どんな言葉を使って

形にするのか、待っているのかもしれません。

 

 

 

Hope you find something beautiful today...

 

今日もいい日になーーーれ