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something beautiful...

心に美しくふれるものを求めて... something that touches your heart in a beautiful way...

【002】なんとなく好きな小説の冒頭

 

こんにちは、kanataです。

以前このような記事を書いて


随時追加なんて書いたはいいけど、

ちゃんと更新できていなかった。

 

今回は、第2弾ということで

自分が惹かれた小説の冒頭を集めてみました。

 

素敵な物語に出会えることを願って…。

 

 

以下は「群像2016年10月号」に

掲載された短編小説の中から個人的に

好きなものをピックアップしたものです。

群像 2016年 10月号 [雑誌]

群像 2016年 10月号 [雑誌]

 

 

 
日曜の夕方前に昼寝から起こされ 、
娘に 、今日は台所を使っていいかと訊かれた 。
台所の停戦(津村記久子)

 

 
 
拝啓 。
一つだけ教えて下さい 。
困っているのです 。
トカトントン(太宰治)

 

 
じゃあね 、お忙しいようだから 、もう電話を切るけれど … … 、
でも 、早いものね 、上の女の子はもう 、中学生でしょう 。
ジャッカ ・ドフニ ─ ─夏の家(津島佑子)

 

 
 
プ ールでは 、気合のかかった最後のダッシュが行われていた 。
プ ールサイド小景(庄野潤三)

 

 
 
「この家もいずれは売られるんでしょうね 。きっと … … 」
菊は時々声を小さくして 、眼の見えない謙三にささやいた 。
家のいのち(円地文子)

 

 
幾代はそこにしゃがんでさっきから泣いていた 。
水(佐多稲子)

 

 
十年ばかり前のことだが 、或る晩酒に酔って 、
翌日気が附くと腕時計が紛失していた 。
腕時計と共に記憶もどこかに落してしまったらしく 、
事の次第が一向に想い出せない 。
懐中時計(小沼丹)

 

 
 
雪の降っている日に 、
果実店でメロンを売っていることが 、
なんとなく不自然に思えた 。
メロンと鳩(吉村昭)

 

 
その男は菊蔵といって 、
もう七十二 、三になるのに
ひとりで木造アパ ートの一室に暮していた 。
立切れ(富岡多惠子)

 

 
 
その晩八時ごろに 、海江田先生がうちに見えて 、
兄さんと二人だけで話をしたい 、と言いました 。
星月夜(小川国夫)

 

 
そろそろ父親のことを
正確に書かなければならない 、
と彼は考えている 。
父、断章(辻原登)

 

 
男の新しい下宿先は 、
七十の未亡人が孫娘と二人で暮らす一軒家の二階だった 。
ひよこトラック(小川洋子)

 

 
 
ピアノの先生って 、
もっと優雅な暮らしをしてるのかと思ってた 。
アウトサイド(本谷有希子)

 

 

感想

 
面白かった。
小説の冒頭だけザッと読んでいくことが。
1つ1つの始まり方に個性があることが。
 
色々と読んでみて思った。
自分は、わかりやすい始まり方が好きだなって。
 
自分の語彙力か読解力か想像力が乏しいのか、
冒頭を読んだ後にその情景が出てこない文章には
魅力が感じられなかった。
 
また別の時に読んだら
興味を惹かれたかもしれない文章もあったように思う。
 
 
自分の心の状態で読みたい文章は変わるのかもしれない。
 
 
 
 
P.S. これも面白い!
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Hope you find something beautiful today...
 
 ではでは、今日もいい日になーーーれ