something beautiful...

心に美しくふれるものを求めて... something that touches your heart in a beautiful way...

その言語でしか味わえない世界がある。

 

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こんにちは、kanataです。

今回は

ことばのふしぎ なぜ?どうして?1・2年生 (楽しく学べるシリーズ)

ことばのふしぎ なぜ?どうして?1・2年生 (楽しく学べるシリーズ)

  • 作者: 村山哲哉
  • 出版社/メーカー: 高橋書店
  • 発売日: 2012/11/23
  • メディア: 単行本
 

 を読んで、「その言語だからこそ味わえる世界があるよね〜」って思ったことについて書きます。

 

 

 

「愛」を表現する、ことば

 

 今ではよくつかわれる「愛」という言葉ですが、じつは、まだできてから150年くらいしかたっていない新しい日本語なのです。「ラブ」には、かぞくを大すきに思うこと、しぜんを大切にする心や人にたいするやさしさ...。いろんな気もちがふくまれています。むかしの日本には、「ラブ」のように、気もちをひと言であらわす言葉がありませんでした。そこで「仏教」の言葉にある「みんなにあたたかくせっする」という意味の「愛」を「ラブ」と同じ意味にすることにしました。つまり、「愛」を英語で「ラブ」というのではなく、「ラブ」があったから、日本に「愛」が生まれたのです。 

 

本の中では、夏目漱石と二葉亭四迷が「愛している」という意味を持つ外国語に、どのような日本語を当てたかも書いてあります。

 

「夏目漱石 月がきれいですね I love you」で検索してみると、

 

小説家・夏目漱石が英語教師をしていたとき、生徒が " I love you " の一文を「我君を愛す」と訳したのを聞き、「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったとされる逸話から。

 

また、同じく小説家の二葉亭四迷はロシア文学を翻訳した際、腕にキスして抱き寄せるというロマンチックなアプローチに対して女性が " Ваша… " =「yours(あなたに委ねます)」と囁いたシーンを「死んでもいいわ」と訳しており、しばしばこの「月が綺麗ですね」と「死んでもいいわ」はセットで使われる。

 

たしかに、「I love you」をそのまま「愛してる」に訳すと、なんだか違和感があると思った。思う、というよりか、そう感じる。

 

この曲を聞いてみてください。

www.youtube.com

 

サビの部分に「I love you」って、いっぱい出てきます。

These words are my own
From my heart flow
I love you, I love you, I love you, I love you
There's no other way
To better say
I love you, I love you!

 

普通に訳すと、

この言葉は私自身のもの。

心の中から流れ出てくる。

愛してる、愛してる、愛してる。

これ以上に上手く言える方法はない。

愛してる、愛してる!

 

でも、このPVを見ると、この「I love you」は、「あなたのことが、好きで、好きで、しょうがないの。あなたのことが頭から離れないくらい、大好き。」って言っているように感じる。(もちろん解釈は人それぞれだけど)

 

そして、本の中では、日本に「愛」という言葉がなかった時代、どのように、その気持ちを伝えていたのか?という所で、「百人一首」が紹介されています。(5年前くらいに、まんが「ちはやふる」を読んで、はじめて興味を持つようになった「百人一首」)どれも、「好き」とか「愛してる」とか歌ってないけど、その気持ちが、こもってる。

 

悪く言えば、日本のはっきり言わない文化。

良く言えば、日本の奥ゆかしい文化。

 

なんとなく好きな、恋の歌。

人はいさ
心もしらず
ふるさとは
花ぞ昔の
香ににほひける

人の心は変わりやすいというから、あなたの心が昔のままかどうかは、さあ、分かりません。 しかし、昔なじみのこの里で、梅の花だけは、昔のままの懐かしい香りで、咲いていることです。 

(紀貫之)

 

 

言語によって深みが違う、ことば

 

この前、あの懐かしい絵本を読んでいて、思った。

おおきな木

おおきな木

  • 作者: シェル・シルヴァスタイン,Shel Silverstein,村上春樹
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2010/09/02
  • メディア: ハードカバー
 

 

原題は

The Giving Tree

The Giving Tree

  • 作者: Shel Silverstein
  • 出版社/メーカー: HarperCollins
  • 発売日: 2003/04/15
  • メディア: ハードカバー
 

 

The Giving Tree

ふと思った。なぜ「あたえる木」と訳さなかったのか?

久しぶりに読みかえして思ったのは、上手く説明できないけど、「あたえる木」よりも「おおきな木」の方が、合ってる感じがする。でも、だからといって、もし原題が「The Big Tree」だったら、それはそれで、違和感がある。というか、なんか、いやだ。

 

日本語の「おおきい」という言葉には、英語の「Big」という言葉だけでは表現できない深みを感じる。大きい心とか、ふところが広い、すべてを包み込むようなイメージ。同じように、英語の「Give」という言葉には、日本語の「与える」という言葉だけでは表現できない深みを感じる。個人的には、寛容とか寛大や優しさのようなニュアンスも含まれているように思う。

 

 

ことばを学ぶことで、心を理解することができる

 

小説「アルケミスト夢を旅した少年」の中の言葉を思い出した。

Maktub… in your language would be something like‘it is written’

 

アラブ人として生まれた人にしか分からない言葉として「Maktub」が紹介されています。日本語にすると「すでに書かれている」つまり「定められた運命」。このアラビア語の言葉は、イスラム教や、その教典コーランと深い関わりを持った言葉のようです。

 

「アラビアン・ナイト」とか聞くと「砂漠、魔法のランプ、物語の世界〜」ってイメージだけど、「アラブ人」とか「イスラム教」とか聞くと、「石油」とか「テロ」ってイメージがする。知らなさすぎるから、なんだか、恐いし、気づかないうちに相手に対する偏見とか持っているような気がする。

 

例えば、Aという言語に「X」という感情を現す言葉「Y」があるとする。でもBという言語には、この「X」という感情を現す言葉が存在しない。(「X」に似たような感情「Z」を現す言葉はあるが、同じではない)その場合、言語Aを話す人が感じる「X」という感情を、言語Bしか話せない人は感じること(認識すること)ができない。

 

共感することや理解することって、相手と気持ちや感情を共有してこそ成り立つものだけど、それも、共通の言語があってこそ可能なんだなって思った。だから、通訳や翻訳を通して、相手が何を言っているのか、頭で理解することはできるけど、本当の意味で相手を理解するためには、相手の話す言語(母国語が理想)を話せるようになることなんだ、というのが自分の考え。そういう意味で、いつかアラビア語も学んでみたいと思う。

 

ネルソン・マンデラ氏も言っています。

相手が理解できる言語で話せば、相手は頭で理解してくれる。相手の母国語で話せば、相手の心に通じる。

 

 

【おまけ】日本語のことばを英語で説明

 

IRUSUとか笑

 

これ、なんか、いいな〜

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最後に

 

「ブログ記事を毎日30日1記事3000文字」13日目終了。

(今は、2日に1記事のペースで落ち着いています)

残り17日なり。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。