something beautiful...

心に美しくふれるものを求めて... something that touches your heart in a beautiful way...

2人の作家の記事を読んで思ったこと

 

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http://www.londonplaywrightsblog.com/?p=4095

 

こんにちは、kanataです。

前回の記事に引き続き、

本棚から。

雑誌「Courrier Japon」2015年2月号。

「世界の人はこんな本を読んでいる。」より。

 

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はじめは、「あのリーダーたちの愛読書」とか「世界のベストセラー」中心に記事を書こうと思っていたけど、2人の作家に関する記事が、とても印象的だったので、少し方向転換することにしました。

 

 

2人の作家は、ポール・オースターとカズオ・イシグロ。イシグロさんは、名前だけ(洋書コーナーで見かけるから)知っていたけど、オースターさんは、初めて知りました。

 

 

物語の中の「偶然」

 

「偶然」は人生の一部であり、多くの作家がそれを人間の存在における基本的な事実の一つと見なしてきたと思われます。人は考え、計画を立て、目標を持つことができますが、私は、予期せぬ出来事がどのように人の行く手を阻み、世界をひっくり返し得るかということに常に関心を抱いてきました。 (ポール・オースター)

なぜか、この箇所に、すごく惹かれる。

 

物語の中の「偶然」が、どう展開していくのか。人生の中の「偶然」が導く先は、どこなのか。この道は、どこに続いているのか。

 

 

流れに乗って書く

 

クラッシュ期間中は、文体も、午前中に書いたことが午後に書いたことと矛盾していないかといったことも気にせず、自由に書いていった。重視したのは、アイディアが浮かび、育っていくのを邪魔しないことだった。ひどい文章、お粗末な会話、どこにもつながらない場面。すべてそのままにして書き続けた。(カズオ・イシグロ)

 

「小説家を見つけたら」という映画の中のセリフを思い出した。

You write your first draft with your heart.  You rewrite with your head.  The first key in writing is to write.  Not to think.

第一稿は自分の心で書く。編集するときに頭を使う。書くときのコツは、考えることではなく、書くこと。

 

ブログを書いているときも、不思議な流れに乗って、スラスラ書けるようなときもあれば、同じ所でずっと止まっていることもある。「心で書く」っていうことを、もっと感覚として覚えていきたいな。

 

 

作家の1日の過ごし方

 

朝起きてから始まる私の一日は、想像しうる限り最も退屈なものです。オレンジジュースと紅茶を飲んで、新聞を読んで、そして仕事にとりかかる。朝から夕方まで仕事をして、途中で一度、休憩をとる。そんな一日の末に、書いたものはたったの1ページなんていう日もあります。それでも自分の中のものを出しきって、疲れきっています。(ポール・オースター)

 

前に読んだ、

天才たちの日課  クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

  • 作者: メイソン・カリー,金原瑞人,石田文子
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2014/12/15
  • メディア: 単行本
 

 この本を思い出した。作家や音楽家、画家など、芸術家と呼ばれるような人たち161人の1日の過ごし方が書かれた本。

 

1日の過ごし方は、人それぞれだけど、「今日は、あっちに行って、何々をして。明日は、こっちに行って、何々をしよう」みたいにあちこち飛び回っているわけではなく、毎日、淡々と同じことのくり返し、という日々の過ごし方が印象に残っている。

  

そこでローナ(妻)と私は一計を案じた。私はそれから4週間、容赦なく他の用事を切り捨て、「クラッシュ」という謎めいた名前をつけた、いわゆる缶詰め期間に入る。クラッシュ期間中、月曜から土曜の午前9時から午後10時半まで、執筆以外の活動は一切しない。休憩は昼食に1時間、夕食に2時間とる。手紙は読まないし返事もしない。電話にも出ない。訪問客も断る。こうすることで仕事の量をこなせるだけでなく、小説世界の方が現実世界よりリアルに感じられるような精神状態になれるのではと私たち期待したのだ。(カズオ・イシグロ)

(村上春樹さんの「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」という本のタイトルを思い出した。)

 

4週間で小説「日の名残り」のほとんどが出来上がっていたのが、すごい。事前調査や仕上げは、この4週間に含まれていないみたいだけど。今の「ブログ記事30日1記事3000文字」チャレンジが終わったら、小説を書くことに、もう一度、挑戦してみようかな...。

 

俳優のインタビューを見ると、その人の出演作品が気になるように、作家に関する記事を読んで興味を持ったら、その人の作品が読みたくなりますね。

 

ということで、

 

今、読みたい本3冊

 

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: カズオイシグロ,Kazuo Ishiguro,土屋政雄
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 文庫
 

人生の終わりに近づいた老執事が初めて一人旅で、昔の主人への敬慕、威厳に満ちた父親、そして淡い恋を回想する...。美しい田園風景の中、ノスタルジーと傍観が静かな感動を呼ぶ最高傑作。

クーリエ・ジャポン(2015年2月号)

 

鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

  • 作者: ポール・オースター,Paul Auster,柴田元幸
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1993/10
  • メディア: 新書
 

 美しい妻と小説の原稿を残し、失踪した友を追う「僕」は次第に自己を見失っていく。現実と虚構、自己と他者の曖昧な境界線を描く。

クーリエ・ジャポン(2015年2月号)

 

Harry Potter and the Cursed Child - Parts I & II (Special Rehearsal Edition): The Official Script Book of the Original West End Production

Harry Potter and the Cursed Child - Parts I & II (Special Rehearsal Edition): The Official Script Book of the Original West End Production

 

(この記事とは、あまり関係ないけど...)この、続編のことを、今日、知りました。あの、ハリーポッターの19年後。2016年7月31日発売。うわ〜、今から楽しみ。 

 

 

【おまけ】1度は行ってみたい世界の書店

 

エル・アテオネ・グランド・スプレンディッド(アルゼンチン)

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BBC - Culture - Ten of the world’s most beautiful bookshops

舞台はカフェになっているようです。素敵。

 

シェイクスピア・アンド・カンパニー(フランス)

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The 20 Most Beautiful Bookstores in the World | Flavorwire | Page 11

 

アトランティス・ブックス(ギリシャ)

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The 20 Most Beautiful Bookstores in the World | Flavorwire | Page 13

 

 

最後に

 

「ブログ記事を毎日30日1記事3000文字」12日目終了。

(今は、2日に1記事のペースで落ち着いています)

残り18日なり。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。