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something beautiful...

心に美しくふれるものを求めて... something that touches your heart in a beautiful way...

「かぐや姫」と「シンデレラ」を見比べて、見えてきた日本の「あきらめ文化」

 

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こんにちは、kanataです。今回の記事を書こうと思ったきっかけは、このツイート。

 

 

そうだ、「かぐや姫」と「シンデレラ」を見比べてみよう!

 

 今回、見比べたのはジブリ「かぐや姫の物語」とディズニー「シンデレラ」アニメ版。まずは、対照的な10のポイント。

 

かぐや姫

 

  • おてんば娘がお姫様になる
  • いたずら好きで愛嬌があり、下町の娘というイメージ
  • 子供時代が描かれている
  • 友達がいた
  • 大事に育てられる
  • 貧乏(質素な生活)だけど幸せ → お金持ちになったけど幸せじゃない → 月へ帰る
  • 男性が女性のもとに集まる
  • はっきりとした悪役がいない
  • 月へ帰る、地球に残ることをあきらめざるを得ない(願いは叶わない)
  • テーマ曲の歌詞

まわれ めぐれ めぐれよ 遥かなときよ
めぐって 心を 呼びかえせ
めぐって 心を 呼びかえせ
鳥 虫 けもの 草 木 花
人の情けを はぐくみて
まつとしきかば 今かへりこむ

 

 

シンデレラ

 

  • お嬢様がお手伝いさんになる
  • 歩き方、手の動きなどの動作1つ1つが丁寧で、品があるレディーのイメージ
  • 子供時代が描かれていない
  • 友達は動物たち
  • ひどい仕打ちを受けながら育つ
  • 裕福な家族 → 質素な生活(それなりに幸せ)→ 王子様と結婚し、めでたしめでたし
  • 女性が男性のもとに集まる
  • はっきりとした悪役がいる
  • あきらめない(願いは叶う)
  • テーマ曲の歌詞

例えつらいときも

信じていれば

夢は叶うもの

 

 

まとめ

 

この中でも特に印象的だったのはラストの違い。かぐや姫は自分の意に反して最終的に月へ帰る。シンデレラはツラい日々を乗り越えて最終的にハッピーエンド。(ディズニー映画「イントゥ・ザ・ウッズ」に描かれているようにシンデレラのハピーエンドのその後が決して幸せなものとは限らないけど)

 

思い出したのは日本語の「しょうがない」という言葉。翻訳できない美しい日本語の1つとして以下の記事で紹介されている。

theodysseyonline.com

 

The literal meaning of "Shoganai" is “it cannot be helped.” However, it is not discouraging or despairing. It means to accept that something was out of your control. It encourages people to realize that it wasn’t their fault and to move on with no regret.

「しょうがない」を英語にすると「It can't be helped」 でも落胆的とか絶望的なニュアンスではない。人知を越えたことであると受け入れることであり、自分のせいにせず、後悔を持たずに進んでいこうと後押しするように呼びかける言葉だ。

 

日本人はずっと自然とともに生きてきた。自然に恵まれ、時には自然に試練され、洪水、台風、地震などの天災で農作物が被害に遭うときもある。それは人知を越えたこと。この歴史が「しょうがない」という言葉に現れているように感じた。

 

海外留学経験がある日本人の友達が言っていたことを思い出した。「国によっては、過去にどこどこの国に、あんなヒドイことをされたとか、いつまでもギャーギャー言っている。日本は原爆を落とされた。でもそれに対して(日本国民全体的に)強い恨みを抱えているような印象はないんだよね。」たしかに。

 

上の記事で「しょうがない」の言葉の説明を読んで、自分の中で何かが繋がった。原爆という悲劇を「しょうがない」という精神で乗り越えた部分もあるのではないかと思わずにはいられなかった。

 

かぐや姫の話に戻ると「かぐや姫は月に帰ったけど、それもしょうがないことだよね」みたいな。そして、この「しょうがない」精神は今でも日本文化に根付いているように思う。良い意味でも悪い意味でも。

 

1つ、代表的な「しょうがない」

満員電車に乗ってブラック会社で好きでもない仕事をしてるけど「しょうがない」

 

これ以外の様々な「しょうがない」できごとの中には、ひと言では表現しきれない複雑な気持ちが絡み合っているように感じる。ときには自分を責めすぎず「しょうがない」と割り切ることも必要だし、ときには「しょうがなくない」自分の努力で道は開けるんだ、と自分の背中を押してあげることも必要だ。

 

「しょうがない」を別の言葉で言うと「あきらめる」ことだと思う。前に読んだ本を思い出した。仕事帰りの電車の中で読みながら、気持ちが楽になったのを覚えている。

人生を半分あきらめて生きる (幻冬舎新書)

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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