自分プロジェクトな日々

ささやかでもいいから、自分プロジェクトをたくさん持っていると毎日が充実します。(松浦弥太郎)

言語を学ぶ2つのステップ

 

1.人(テキストや教材)から学ぶ。

赤ちゃんは、しゃべり始める前に、周りの人たちが話していることを、ただひたすら聞いている。私たちは、何か新しいことを始めるとき、経験者から学び始めるのではないだろうか。サッカーを始めるときは、サッカーのルールを学び、経験者からボールの蹴り方などのコツを学ぶ。言語を学び始めるときも、まずは誰か(テキストや教材)から学ぶ。

 

2.自分で実際に経験して学ぶ。

サッカーの場合、実際に自分でボールにふれて、試合に出て、自分に足りないところを確認し、自主練習し、また試合に出て上達していく。他の人が出ている試合を見て学ぶこともある。言語も同じように、その言語、生きた言語にふれて経験することで、はじめて自分のものになる。

 

 

人から聞いて学んだことも大切だが、自分が実際に体験して学んだことは確信になる。人から聞いただけで、何かすべて知ったような気持ちにもなったりするが、自分で実際に経験し見つけ出したものは、本物の知識として自分の財産になる。

 

 

欧米の中学校での歴史の授業が今でもとても印象に残っている。学期末、その期間に学んだ箇所に出てくる歴史の人物を1人選び、その人物について調べて発表する。成績に反映されるのは、学期末の筆記試験が60%、小テストが15%、この発表が25%くらいだったと記憶している。発表の時間は1人15分程度で、発表の仕方は自由。週末、図書館に行って、自分が選んだ人物について調べたのを覚えている。懐かしい。

 

クラスのみんなが選んだ歴史上の人物は様々で、同じ人物を選んでも、発表の仕方、切り口、観点にそれぞれの個性があり、面白かった。1人1人の発表が終わると、質疑応答の時間があるが、先生は必ず、なぜその人物を選んだのか聞いていた。この人物のこういう生き方に興味を持った、こういう考え方に惹かれた、などクラスメイトのそれぞれの答えも、自分にはない視点などがあり、感心した。

 

机に座って先生の話を聞くだけではなく、実際に自分で調べて発表するという経験を通して、他のクラスメイトの発表を通して、それぞれの人物やその人物が生きた時代に多少の親しみをもつことができた。そして、周りの人と自分は違うことを学び、その違いがまた面白いと感じた。